コインチェック

コインチェックのスプレッドについて必ず知っておくべきこととは?

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ごまぞう

よく聞くスプレッドって結局なんなの?

TAKA

暗号資産を買いたい人の希望価格と、売りたい人の希望価格の差だよ!
まずはこの画面を見てみてね!

参考:コインチェック

コインチェックをご利用の皆様はこのような一覧を見たことはありませんか?これは板と呼ばれる取引所に参加するトレーダーを表示している画面です。

まさにこの売買の希望価格の差1,852円が、スプレッドと呼ばれます。この差が広ければ広いほど、売買する私のコストに反映されてしまいます。

ごまぞう

売りたい価格で売れないし、買いたい価格で買えないってこと!?

TAKA

希望価格でズバッと取引成立させるのも難しい時もあります!

今回の記事ではコインチェックスプレッドについてその仕組みや注意点について解説します。スプレッドを学ぶことで、取引にかかるコストを抑えることが可能になります。

お得に正しく、取引を楽しんでいきましょう!

スプレッドの概要

冒頭でもご紹介した通り、特定の暗号資産の売値と買値の差額のことです。それではさらに詳しくスプレッドについて学んでみましょう!

スプレッドとは何か?

スプレッドとは、仮想通貨を取引する際に発生する手数料と考えても良いでしょう。仮想通貨の価格には、売り手と買い手の希望価格があります。この売りと買いの希望価格の差額がスプレッドとなります。

例えば、売り希望価格が100円買い希望価格が110円の場合、スプレッドは10円となります。

「売りたい!」と思っている人は、
「110円で買いたい!」と思う人が市場に参加するまで売ることができません。

仮想通貨の世界では、売買の希望価格のことを”気配値”と呼びます。

スプレッドの仕組み

スプレッドは、暗号資産の流動性や需要と供給に応じて変動します。

【流動性とは?】
市場で取引が行われる量(ボリューム)のことです。

たくさん売買が行われると、流動性が高くスプレッドが狭くなる傾向になります。反対に市場に参加者が少ない場合、買い手と売り手のマッチングが成立せずに、スプレッドがどんどん広くなる傾向にあります。

「とにかく早く売りたいな!」
こう思っている人は買いたい人の希望価格に合わせようとしますよね。これはいわゆる成り行き注文です。この場合、市場のスプレッドに関係なく、取引を成立させることが可能です。

なぜスプレッドが発生する?

スプレッドが発生する理由には以下のような理由があります。

【スプレッドの差が変動する理由】

  • 気配値の影響
  • 流動性の影響
  • 経済指標の影響
  • 世界の動向やイベント等の影響

もちろんこれ以外にも様々な理由がありますが、まずは上記の影響も視野に入れておくと、スプレッド変動時の理由が理解しやすくなります。

スプレッドによる損失を減らす方法

高いスプレッドは取引コストを上げます。

【スプレッドによる損失を減らす方法】

  • スプレッドが狭い時間帯に取引を行う
  • 複数の取引所を利用してスプレッドを比較

スプレッドが狭い時間帯とは

スプレッドは市場の流動性に大きく影響されます。

一般的に、日中はお仕事をされる方が多いですよね。反対にお休みの日や夜は自由な時間な人も多くなります。この時、コインチェックを見て売り買いしてみようと思う人が増えて市場参加者が増えます。

この市場参加者が多い時間帯を狙うことで、スプレッド差が狭い時間帯を狙うことが可能です。

例えば、夜間や週末など、個人の生活リズムとは逆の時間帯となることが多いです。反対にクリスマスシーズンや年末年始、大型連休などはプライベートの時間を楽しむ人が増えて流動性が下がる傾向にあります。

スプレッドを含めて総合的に取引所を選ぶことが大切

取引所によってはスプレッドの差が狭いと思っても、他の手数料が高くなり、結果的に手数料負けしていることもよくあります。

大切なことは、何にいくら手数料が発生し、取引完了までにいくらの手数料がかかったのかを把握することです。

迷ったらコインチェックの利用がおすすめ

手数料の感覚は実際に取引してみないと分かりません。
頭で考えるより、まずは実際に取引を行い、自分の運用方法にマッチする取引所を見つけることが大切です。

コインチェックは初心者で長期的にビットコインを保有したいと思う方におすすめの取引所です。是非活用してみて下さいね。

スプレッドが広がった場合の対処方法

スプレッドが広がると、市場の流動性が低下し、トレードのコストが高くなる可能性があります。ここでは、スプレッドが広がった場合の対処方法について解説します。

スプレッドが狭い取引所を選ぶ

スプレッドが広がると、価格が急激に変動する可能性があります。

そして、スプレッドは取引所によって異なります。スプレッドの狭い取引所を選ぶことで、手数料を抑えることができます。

スプレッドが比較的狭い取引所

DMMビットコイン

こちらも初心者におすすめの取引所です。BitMatch注文によるコスト削減が魅力的です。

BitMatch注文とは?

当社の提示するミッド(仲値)価格を参考として、一定の有効期限内(発注から30秒)におけるミッド(仲値)価格で取引が成立する注文方法です。取引対象となる銘柄、数量に対してお客様同士の注文をマッチングしますが、約定におけるお客様の取引相手は当社となります。

引用:DMMビットコイン BitMatch注文とは?
出典:DMMビットコイン

②GMOコイン

スプレッドが比較的狭く、手数料が他の取引所と比べても無料になっている項目が多くおすすめです。特に自分の個人ウォレットへの送金手数料が無料なのは非常にメリットが大きいです。

出典:GMOコイン

③ビットバンク

板取引メインに取引したい方におすすめです。24種類以上の暗号資産の取り扱いがあり、銘柄のほとんどが板取引可能です。板取引は、販売所から購入するよりも手数料を安価に抑えることができるメリットがあります。

出典:ビットバンク

プライスリミットを活用

プライスリミットは、指定した価格で売買する注文方法です。スプレッドが広くなっても、指定した価格で売買することができるため、手数料を抑えることができます。

プライスリミットはコインチェックのこちらのページでも詳しく解説されています。

スプレッドの情報を正確に把握する

実際に取引所に登録して、自分の目でスプレッドの差を見て確かめることが大切です。スプレッドは常に変動しており、ネットで調べた次の日には変動する可能性も十分にあります。

取引に慣れてきたら、各取引所のスプレッドの状況を意識していくと良いでしょう。

逆指値注文を利用する

ストップロス注文は、一定の価格に達した場合に自動的に売買を行う注文方法です。

  • 指定した価格より安くなったら売る
  • 指定した価格より高くなったら買う

コインチェックでは、ビットコイン(BTC),イーサリアムクラシック(ETC), モナコイン(MONA), パレットトークン(PLT)が逆指し値注文可能です。

スプレッドに関する注意点

スプレッドは取引所によって異なるため、取引する前に確認することが重要です。また、スプレッド以外にもかかる手数料も踏まえて利用する取引所を選ぶことをお勧めします。

手数料に関してはこちらの記事も参考にして下さい。

コインチェック利用に発生する手数料は?

コインチェックを利用する時には以下のような手数料が発生します。

手数料一覧

  • 入出金手数料
  • 送金手数料
  • BTC・ETH・ERC20の送金手数料
  • 販売所手数料
  • 取引手数料
  • コインチェック積み立て手数料

これらの手数料を考慮し、取引所を選ぶことが大切です。

こちらの記事でさらに詳しく解説していますので、是非ご覧ください。

どんな人がコインチェックを使うのにおすすめ?

コインチェックは取引経験がなく、長期で積立を考える人におすすめです。

ビットコインやイーサリアムは、短期的な値上がりによる利益を求めるよりも、将来的な価値を信じて長期的に投資することが、よりリスクも少なく投資できるからです。

それ以外の運用を考えている人は他の取引所も検討してみて下さい。いくつかおすすめをご紹介します。

レバレッジ取引ならDMMビットコイン

出典:DMMビットコイン

レバレッジ取引とは、手元の資産を担保にして大きな額を投資する方法です。レバレッジ取引は大きなリターンが見込める反面、リスクが最大化する非常に難しい取引です。

レバレッジ取引を行う場合は事前に十分な下調べをするだけでなく、自己資産の数%以内と取引上限を設けてリスクの範囲内で取引して下さい。

TAKA

レバレッジ取引は初心者は手を出さなくてOKです。最初は暗号資産になれることから始めよう!

海外取引所との架け橋にするならGMOコイン

出典:GMOコイン

GMOコインは暗号資産の送金手数料が無料です。

海外の取引所では、日本で取り扱っていない魅力的なコインが豊富に存在します。それらを買って活用したい場合は、その取引所に暗号資産を送り込む必要があります。

メタマスクなどの個人ウォレットに送金する時や、海外の取引所に直接送金する場合にメリットがあります。

コインチェックからメタマスクに送金する方法も是非参考にして下さい。

マーケットメイカーとスプレッドの関係性

マーケットメイカー制度は、取引所において、特定の株式や商品先物などの取引市場において、流動性を確保するために存在する制度です。

マーケットメイカーは流動性の高める効果が期待できる

暗号資産の取引市場において、売り手と買い手が出会わない場合、取引が成立せず、市場の流動性が低下してしまいます。このような場合に、マーケットメイカーと呼ばれる仲介会社が市場に流動性を提供し、売り手と買い手を仲介することで、取引が成立するように調整します。

結果として、マーケットメイカーを導入することで市場の流動性の活性化につながります。

マーケットメイカーを導入している日本の暗号資産取引所は?

将来的な市場の安定に繋がると思われます。現在マーケットメイカー導入済みかどうかは金融庁の一覧には記載されていません。しかし、SBI VCトレードはB2C2社を取引所のマーケットメイカーとして追加しています。

出典:SBI VCトレード

マーケットメイカーはどのように流動性を与えるのか

例えば、ある仮想通貨について、1コインが1,000円で、マーケットメイカーの買値999円、売値1,001円とすると、マーケットメイカーは買値で1コインを買い、売値で1コインを売ることができます。

その結果、市場に流動性が提供され、買い手と売り手が出会い、取引が成立します。同時に、マーケットメイカーは買値と売値の差(スプレッド)である2円を利益として得ることができます。

したがって、マーケットメイカーは、スプレッドを設定することで、市場に流動性を提供するだけでなく、自社の利益を確保することができます。

まとめ:取引所を選ぶ際はスプレッドを含めた手数料の考慮する

コインチェックのスプレッドは、他の取引所と比べてべらぼうに高いというわけではありません。しかし、市場の流動性や需要と供給に応じて変動するため、今後の動きに注意が必要です。

スプレッドによる損失を減らすためには、スプレッドが狭い時間帯に取引を行ったり、複数の取引所を利用してスプレッドを比較することが大切です。

さらに、スプレッド以外の手数料を比較しながら、自分が運用したい内容に沿って、手数料がいくら発生するのかをチェックしていくことが、より手数料を安く抑えるコツです。

安全に楽しく、暗号資産運用をしていく参考になれば幸いです。