MetaMask(メタマスク)とは、イーサリアムブロックチェーン上で動作するウォレットアプリであり、仮想通貨の保管やDAppsの管理に最適なツールです。
メタマスクの利点は、シンプルな画面でありながら、幅広い汎用性です。暗号資産の購入や運用、NFTを購入する際には、メタマスクがあれば完結します。
今回の記事では、MetaMaskの使い方や特徴について解説し、初心者でも安心して利用できるように詳しくご紹介します。
- 仮想通貨やDAppsに興味がある人
- メタマスクの使い方や特徴について知りたい初心者
- NFTを購入したいと考えいている
メタマスクに入れる暗号資産を購入するには下記がおすすめです!
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MetaMask(メタマスク)とは何か?
MetaMaskは、イーサリアムブロックチェーン上で動作するウォレットアプリです。トークン(通貨)の管理や、DApps(アプリ)、DEX(分散型取引所)と連携させることが可能です。
メタマスクは、Google Chromeの主要なWebブラウザにおいて、拡張機能として使うことが可能です。またスマホからもアクセス可能であり、専用のアプリもあります。
▼Android
メタマスクをAndroidで利用する方はこちら
MetaMask(メタマスク)の特徴
メタマスクの大きな特徴は、シンプルな操作性と優れた汎用性です。他にも優れた特徴がありますので、それぞれ解説していきます。
シンプルで使いやすい
世界中で多くの人々によって使用されています。操作画面も無駄な項目が排除されており、非常にシンプルで見やすい設計になっています。
暗号資産を利用したことがある人の中で、約25%の方が利用しており、ウォレットの中でも非常に人気の高くなっています。
セキュリティに優れる
メタマスクは、個人の鍵を安全に保管するために、強力な暗号化技術を使用しています。
また、メタマスクのプライベートキーはユーザー自身が保有し、メタマスク社や第三者がアクセスできないようになっています。
さらに、セキュリティを強化するために、二段階認証やパスワードなどの機能を提供しています。
ブラウザ拡張機能としての利便性
MetaMaskは、Google Chromeのブラウザ拡張機能として提供されており、ブラウザとウォレット機能が簡単にアクセスできるようになります。
これにより、Web3.0エコシステム内での取引やDAppsの使用がより簡単になります。
また、初めてメタマスクを利用する方はパソコンをおすすめします。万が一のスマホ紛失や公共のWiFiによる情報漏洩を防ぐためです。
Ethereum Name Service (ENS) のサポート
ウォレットアドレスは英数字が無差別に並んだ暗号のようになっています。
メタマスクは、Ethereum Name Service (ENS)をサポートしており、アドレスを人間が理解しやすい名前に変換することができます。これにより、長いアドレスを覚える必要がなくなり、取引を行う際にユーザーのエクスペリエンスが向上します。
ENSはOpenSeaなどのNFTマーケットプレイスで販売されています。興味がある方はこちらの記事も参考にして下さい。
スマートコントラクトのサポート
メタマスクは、スマートコントラクトの実行をサポートしています。多くのDAppsでメタマスクは利用することが可能です。具体的にはトークン(通貨)の送信やスマートコントラクトの使用などのアクションを実行できます。
メタマスクでアクセスできるスマートコントラクトの一例です。これら以外にもたくさんのスマートコントラクトを利用することが可能です。
【スマートコントラクトの一例】
- Uniswap(分散型取引所)
- CryptoKitties(NFTゲーム)
- Gnosis Safe(マルチング・ウォレット)
MetaMask(メタマスク)の使い方
メタマスクの公式サイトにアクセスしてインストールし、ウォレットを作成します。
ブロックチェーン上のトークン(通貨)をMetaMaskに追加。DAppsにアクセスする際には、MetaMaskがデフォルトのウォレットとして自動的に選択されます。
トークンの送信やスマートコントラクトの使用などのアクションを実行する際には、MetaMaskが必要な情報を表示します。
具体的な使い方は以下で解説していきます。
【メタマスクの使い方】
- ダウンロードとインストール
- アカウント作成
- トークンの追加
- Dappsの利用方法
①メタマスクのダウンロードとインストール
メタマスクは、Google Chromeの拡張機能としてダウンロードできます。公式サイトからダウンロードし、ブラウザに追加してください。
▼公式サイトはこちらから
メタマスクのさらに具体的な使い方はこちらの記事で解説しています。ぜひご覧ください。
②アカウントの作成
メタマスクを開き、アカウントを作成してください。アカウントの作成には、ユーザーIDやパスワードの設定、シードフレーズ(リカバリーフレーズ)の設定が必要です。
リカバリーフレーズは絶対に他人に知られないように注意して下さい。リカバリーフレーズの流出は、資産が盗まれる原因になったり、ウォレットの復旧ができなくなります。
③トークンの追加
メタマスクは、デフォルトでイーサリアムをサポートしていますが、他のトークンも手動で追加することができます。
④DAppsの使用
使いたいDAppsにアクセスし、メタマスクを接続します。接続すればすぐに取引を行うことができます。例えばUniswap(ユニスワップ)を使う場合を見てみましょう。
Uniswapの公式サイトはこちらからどうぞ。
Uniswapとはイーサリアムなどのトークンを他のトークン(通貨)に交換することが可能なスマートコントラクトです。一般的に通貨をトレードする時は銀行を利用しますが、ブロックチェーン技術では銀行を通さずにユーザー間で交換条件が成立すれば取引が可能になります。
まずはトップページ右上のLaunchAppをクリックします。
クリプトやNFTを購入できるサービスがあるようですが、この表示が出たら真ん中のGet startedをクリックすれば大丈夫です。
Uniswapの実際の取引画面がこちらです。中心の”ウォレットに接続”をクリックし、メタマスクを選ぶと自動的にUniswapとメタマスクか連携します。
トークンを入力する上部は交換前のトークン、下部は交換したいトークンです。上記の参考写真では、手持ちの1ETHを21.5961AAVEに交換しようとしています。
MetaMask(メタマスク)利用の注意点
メタマスクを利用する上での注意点は、偽サイトへの誘導などの詐欺も多く発生しているということです。ブロックチェーンは非常に素晴らしい技術です。その仕組みを理解して、資産を守る知識を付ける必要があります。
偽サイトへの誘導などの詐欺
フィッシング詐欺
メタマスクをインストールする際に偽のサイトに誘導され、個人情報を盗む行為です。
これを防ぐには、必ず公式のTwitterや公式サイトのリンクを利用することです。
- 【こんな時は注意!!】
- URLにmetamaskが入っていない
- Twitterのフォロワー数が少ない(数百しかない)
- サイトロゴが無い
URLが少し変だったり、サイトのロゴが無かったり、異変を感じた場合は必ず踏みとどまりましょう。
現在はSNSでの情報発信が主流なので、公式Twitterのフォロワー数も要チェックしましょう。フォロワー数やツイート数が極端に少ないアカウントも危険です。
▼メタマスクの公式Twitter
マルウェア
マルウェアは、コンピューターに感染し、メタマスクのプライベートキーを盗む詐欺行為です。ユーザーが意図しないウェブサイトにアクセスしたり、偽の電子メールにクリックしたりすることで、マルウェアに感染することがあります。
- 【こんな時は注意!!】
- 知らないメールアドレスからURLのついたメールが届いた
- Twitterの知らないユーザーからDMが届いた
- よく分からないサイトでアプリをダウンロードした
こちらも同様に身に覚えの無い勧誘に乗らないことが大切です。またフィッシング詐欺同様に公式サイトや公式Twitterからリンクを踏んでください。
ネットワークチェーンの理解
暗号資産の利用で最大の難点です。ネットワークチェーンが理解が不十分で、トークンの送金ミスをしてしまう事例もあります。
メタマスクはイーサリアムネットワークで動いています。メタマスクで保管できるトークン(通貨)はイーサリアムネットワーク上にあるトークン(通貨)が基本です。
イーサリアム以外のネットワークチェーンを使いたい場合は、新規にネットワークを追加する必要があります。
ビットコインはメタマスクにいれれるの?
ビットコインはビットコインの専用ネットワークチェーンを利用しているので、基本的にメタマスクに保管することが出来ません。
ビットコインを保有したいとお考えの方は、取引所のウォレットを活用してみましょう。長期保有するなら、コインチェックがおすすめです。
資産は自己管理
メタマスクウォレットに保管している資産は全て自己責任で管理しなければなりません。
銀行の預金は、銀行が管理します。しかし、自分の財布に入っているお金は自分で管理することと一緒です。
メタマスクにログインするためにはIDとパスワードが必要ですが、万が一紛失した場合はリカバリーフレーズ(シークレットフレーズ)と呼ばれる合言葉が必要です。
またこのシークレットフレーズは、メタマスクを別端末に移行させる際にも必要になり、非常に大切です。誰かが管理するという認識から、自分で管理するという認識にマインドチェンジが必要です。
まとめ
メタマスクは、暗号資産の保管やDAppsの利用に最適なウォレットです。シンプルで使いやすく、セキュリティや使いやすさに優れています。
ウォレットはトークンやDAppsを管理する際に必要不可欠なツールです。その代表格であるメタマスクを使うことで、セキュアに仮想通貨を管理できるだけでなく、ブロックチェーン上の多くのサービスやアプリケーションを利用することができます。
メタマスクは高いセキュリティを保持していますが、暗号資産の管理は自己責任です。秘密鍵の保管や詐欺には注意する必要があります。セキュリティ対策をしっかりと行いながら、便利な機能を活用していきましょう。
最近では、NFT(Non-Fungible Token)やDeFi(分散型金融)などの分野で、MetaMaskの需要が増加しています。これらの分野においては、メタマスクを通じてトークンの取引や借入・貸出などが行われており、メタマスクの存在は不可欠なものとなっています。
メタマスクは、ブロックチェーン技術の普及に貢献しているウォレットアプリの一つです。今後も、新しい機能やセキュリティの向上など、さらなる進化が期待されます。