コインチェックの送金に時間がかかっている気がする。
もっと早く送金完了しないのかな?
送金に関わる処理や仕組みを理解すると、
「なんで送金に時間がかかっているんだろう?」という悩みが解決できますよ!
送金が即座に反映されないと、本当に送金ができるのかな?と不安になりますよね。
実は仮想通貨の送金の裏側では、様々処理(トランザクション)が行われており、処理完了までに時間を要します。
そのため、毎回同じ送金時間で処理が完了するわけではありませんし、場合によっては送金に時間がかかる場合があります。
今回の記事では、コインチェックで送金に時間がかかる理由と仕組みについて解説していきます。送金の仕組みを知って、安心して取引を行いましょう!
コインチェックの送金にかかる時間は?
例えばビットコインを例に挙げてみましょう。
ビットコインは理論上ではおよそ10分程度で送金処理が完了します。
ただし、マイナーやネットワーワの混雑状況によってその時間にラグは生じます。また入力ミスや本人確認の影響により、いつもより大幅な遅延やキャンセルが発生する場合も理解しておきましょう。
送金がキャンセルされる理由についてはこちらの記事も参考にしてください。
仮想通貨における送金時間の要素
仮想通貨の送金時間は、ブロックチェーンネットワークの処理時間や承認時間によって決まります。
ブロックチェーンネットワークの処理時間
仮想通貨の送金はブロックチェーンネットワーク上で行われます。処理時間は、新しいブロックの生成やトランザクションの承認にかかる時間です。
仮想通貨の送金時にも、このブロックが生成されます。ブロックの中身が「正しいデータである」と承認作業が完了すると、ブロックとブロックが繋がり記録されて送金完了になります。
ネットワークの混雑度
仮想通貨の送金が多く行われる場合、ネットワークは混雑してしまうことがあります。混雑度が高いと送金に時間がかかることがあります。
これはスマホの通信回線と同じです。通常の街中では早くても、混雑場所で使うと遅くなる時がありますよね。たくさんのユーザーがアクセスしている時間帯は処理に時間を要します。
手数料の設定
取引所によっては、仮想通貨の送金には手数料の金額設定ができる場合があります。
もちろん、手数料は安く設定しているよ!
実はこの手数料、送金手続きを処理しているマイナーと呼ばれる方達に支払う手数料です。高い手数料がもらえる処理は魅力的ですし、低い手数料は後回しにしたくなりますよね。
このように手数料の高さによって優先度が変わります。高い手数料を設定すれば処理が早くなることがあります。
コインチェックの手数料についての詳細はこちらの記事も参考にしてくださいね!
通貨によって送金時間が異なる
仮想通貨銘柄によって送金時間が異なる理由は、承認数の違いです。
承認とは、ブロックの中身チェックです。このチェックの回数が多く設定されている通貨には、それだけ多くの時間を要する場合があります。
コインチェックの主要通貨である、ビットコインとイーサリアムの承認数は以下のような設定です。
BTC:3 confirmations
ETC:49confirmations
※2023年5月時点にbybitからコインチェックへ送金した際の承認数です。
confirmations=承認数です。承認の数が多ければ多いほど、より送金に時間がかかります。
これらの要素によって仮想通貨の送金時間が影響を受けるため、それぞれの特性や状況を理解することが重要です。
コインチェックから送金時間を早める方法
送金時間を早めるためには、ネットワーク混雑時を避けた利用や正しい送金処理が求められます。一般的に、送金時間の速度は良し悪しというわけではありませんが、工夫によっては無駄に送金時間がかかってしまうことを防ぐことが可能です。
送金時間の早い通貨の利用
通貨によって送金時間に違いがあります。これはそれぞれ違うブロックチェーン上の処理が行われているためです。
例えばビットコインでは約10分で送金が完了すると言われていますが、リップルは送金処理が最速3.3秒と爆速で有名です。
正しい送金情報の入力
入力ミスや本人確認不備による遅延やキャンセルにつながる大きな要因です。正しく送金依頼を出すことで、余計な時間を省くことにもつながります。
また、仮想通貨送金は送り先のミスが致命的です。
仮想通貨の送金は、落ち着いて慎重に。慣れても慎重に!
送金時間は早い方が良い?
誰しもが、早い取引、早い処理、早い確認を求めています。もちろんスピードも大切ですが、今一度ブロックチェーンの仕組みを考えてみましょう。
送金の際、マイナーによるデータ確認が行われ、正しいデータと判断されることで送金処理が行われます。つまりデータ確認が早い場合には何らかの理由があります。もちろん全てではありませんが、セキュリティに関わるところもある可能性があります。
大切なことは、その仕組みを理解し、正しく運用する知識です。
まとめ
今回の記事ではコインチェックの送金時間が遅い理由や仕組みについて解説しました。
仮想通貨の送金はブロックチェーンネットワークの処理時間や承認時間に影響されます。ビットコインなどの通貨ごとに送金時間が異なり、ネットワークの混雑度や手数料の設定も関係します。
送金時間を早めるには、ネットワークの混雑を避けた利用や正確な送金情報の入力が重要です。ただし、スピードだけでなくセキュリティにも注意し、正しい運用を心掛けましょう。
コインチェックで安心して取引するためには、送金の仕組みを理解することが必要です。