コインチェックの専用アドレスに送金したのに反映されない!!
こんな事態を防ぐために仮想通貨を入金(送金)する時の注意点を事前に知っておきましょう!
銀行振込などで日本円を入金する場合と違い、仮想通貨をコインチェックに入金(送金)する場合は、時間帯や仮想通貨銘柄によって反映時間が異なります。
【コインチェックに仮想通貨が入金(送金)反映されない5つの理由】
この記事では、上記にようなコインチェックに入金が反映されない時の理由と対処法について解説していきます。
仮想通貨は将来的に一般生活で使える可能性もあります。そんな時、ちょっとした操作ミスにより、資産を失ってしまわないように、是非資産を守る力を養っていきましょう!
コインチェックに仮想通貨が入金反映されない理由①送金先のアドレス間違い
これが一番多い原因!注意してね!
つまり、誤送金です。
送金先アドレスを間違えて資産を失った総額は既に1億円を超えているようです。
頭で理解しても、習慣化した作業中についうっかりやってしまうこともあります。
送金先アドレスが複数ある場合の注意点
- 分かりやすい見出しをつける
- 使用していないアドレスは削除
このような操作性向上の工夫で誤送金を防ぎましょう。
また、誤送金先が友人や知り合いであれば解決する可能性がありますが、返金機能の無いアドレスに送金してしまった場合取り戻せなくなりますので、十分注意が必要です。
コインチェックに仮想通貨が入金反映されない理由②利用ネットワークチェーンの間違い
例えば、イーサリアムを他の取引所からコインチェックへ送金する場合、ERC-20というネットワークチェーンを利用します。
このネットワークチェーンの選択を間違った場合、仮想通貨が反映されなかったり、消滅してしまう可能性があります。
例①Bybitからコインチェックにイーサリアムを入金する場合
このようにイーサリアムを送金するために利用できるネットワークチェーンは5つもあります。この設定を間違うと、入金が反映されません。
例②バイナンスからコインチェックに入金する場合
バイナンスからコインチェックに入金する場合も4つのネットワークが表示されます。こちらも同様にERC-20を選択するようにしてください。
コインチェックに仮想通貨が入金反映されない理由③宛先タグやメッセージの入力忘れ
リップルのはタグ、ネムはメッセージという入金アドレス意外に、あなた本人の識別のためにコードが必要な銘柄があります。”アドレスを作成”をクリックすると、一緒に生成されます。
リップルの場合はタグが必要
このコードを入力し忘れてしまうと、あなたのアドレスと認識されずに消滅させてしまう可能性があります。
例えばBybitからコインチェックに入金する場合の実際の画面をみてみましょう。
このようにメモの入力が要求されます。このメモが宛先タグに当たります。取引所によってはタグだったりメモだったり、呼び方が異なる場合もありますのでご注意ください。
ネムの場合はメッセージが必要
コインチェックに仮想通貨が入金反映されない理由④最低入金額に達していない
コインチェックでは他の取引所からの入金最低金額が設定されています。入金時に以下の金額に達していない場合は、入金が反映されません。
ETH | 0.1ETH |
ETC | 1.0ETC |
BAT | 10.0 BAT |
ENJ | 10.0ENJ |
OMG | 1.0OMG |
PLT | 10.0PLT |
SAND | 1.0 SAND |
0.02ETH送ったのに反映されなかった!
これが原因なんだね。
結構見落としがちだから注意してね!
残額を送金すれば反映されるよ。
最初は少額だけでお試ししようと思っている場合はご注意ください。コインチェックの手数料がいくら?手数料について詳しく知りたい方はこちらの記事も参考にしてください。
コインチェックに仮想通貨が入金反映されない理由⑤ネットワーク混雑
仮想通貨の送金時間は以下3つの要因で変動します。
①ネットワークの混み具合
仮想通貨のブロックチェーンネットワークは、多数のトランザクション(取引情報)を承認する役割を果たしています。しかし、ネットワーク上には限られた容量しかないため、取引が増えるとネットワークが混雑し、承認に時間がかかる場合があります。特に人気の高い仮想通貨や大規模な取引が集中すると、ネットワーク混雑が起こりやすくなります。
トランザクションに関して詳しく知りたい場合はこちらの記事も参考にしてくださいね!
例えば、イーサリアム(ETH)の場合、入金が反映されるまでには通常45個の承認作業が必要ですが、ネットワークが混雑している場合はこれが遅れることがあります。混雑具合によっては、数時間から数日にわたって入金が完了しないことも考えられます。
②トランザクション手数料
トランザクション手数料は、ネットワーク内でトランザクションを処理するための報酬です。ネットワーク上のマイナーと呼ばれるコンピュータがトランザクションを承認する際に、手数料が支払われます。手数料の額はトランザクションの優先度を示し、高額な手数料を支払ったトランザクションが優先的に処理されます。
つまり、トランザクション手数料の金額が低い場合、承認までに時間がかかる可能性があります。ネットワークが混雑している場合、手数料を高く設定することでトランザクションの優先度を上げ、比較的早く承認されることが期待できます。
③ブロックサイズ
ブロックサイズとは、1つのブロックに格納できるトランザクションの数や容量を指します。ブロックサイズが小さい場合、1つのブロックに収まるトランザクションの数が限られているため、承認までに時間がかかる可能性が高まります。
ブロックサイズの制約は、一度に処理できるトランザクションの数を制限するためのものであり、大量の取引が行われる場合にボトルネックとなることがあります。そのため、ブロックサイズの増加や新たな技術の導入によって、ネットワークの効率化が図られることがあります。
これらの要因が重なることで、送金の承認に時間がかかる場合があります。ユーザーは、ネットワークの混雑状況や手数料の設定、ブロックサイズの制約に注意を払いながら送金を行うことで、スムーズな取引を目指すことが重要です。また、ネットワーク混雑が予想される場合は、余裕を持って取引を計画することをおすすめします。
入金・受け取りに注意が必要な仮想通貨一覧
特に間違いやすいものが、チェーンの指定です。ERC-20は是非覚えておきましょう。注意するべき仮想通貨銘柄を一覧でまとめてみました。
仮想通貨をコインチェックに入金(送金)ミスを防ぐ3つのポイント
送金ミスを防ぐためには、2重チェック、テスト送金、送金先の整理整頓が大切です。それぞれ解説していきっますね。
アドレスとチェーンは必ず2重チェック
いつもと同じ送金先だから大丈夫だよ!
ダメダメ!それが慣れちゃうと送金ミスに繋がるよ!
送金アドレスと利用チェーンは必ず2回はチェックしましょう!
自分自身で送金ミスを防ぐためには、いつも通りの送金先だからと言って目を通さないのではなく、必ず送金先をチェックする習慣を身につけましょう。
初めてのアドレスに入金(送金)する場合は少額を先にテスト送金する
10万円送金するならば、先に5,000円分を送金。そして残りの9万5,000円を送金。
- テスト送金
- 入金反映確認
- 本送金
この手順を踏むことで大金送金ミスを防ぐことが可能です。
送金先の整理整頓
取引所では、送金先にタイトル(ラベル)を付けることが可能です。
コインチェックにビットコインを入金するアドレスなら
「コインチェック ビットコイン」
このようにラベルを付けて一目でわかるようにしておきましょう。また、不要な送金先は削除して、常に綺麗な状態を保ちましょう。
送金ミスしたな!と思ったら状況を振り返り対処
反映されないと思ったら以下の順番で確認しましょう。
送金先アドレスが正しいか
送金処理をした取引所のトランザクション履歴を見てください。
どこに何をいくら送ったのかを確認します。
送金先が知人や友人の場合は戻ってくる可能性があります。送金先が正しい取引所のアドレスになっている場合、取引所に問い合わせてみましょう。
設定したチェーンは正しかったか
利用したチェーンは正しいですか?
チェーンを間違った場合、仮想通貨が取り出せなくなる場合があります。
最低入金額を達成しているか
最低入金額に達していない分を入金しましょう。
反映されていない分は、画面上に表示も取り出しも出来ません。
ネットワーク混雑は待つのみ
残された要因はネットワークの混雑です。
仮想通貨の世界は詐欺も多い!誘い話には用心を
仮想通貨は素晴らしい技術である反面、詐欺も横行していることも事実です。身を守るためには、甘い話に乗らない。自分で調べて自己判断で行動することが大切です。
実際のトラブル①SNS経由のトラブル
SNSで知った投資家に暗号資産のレンディングを勧誘され海外の業者に暗号資産を送金したが、満期が来ても出金できない。
引用元:国民生活センター
SNSでも仮想通貨の話は飛び交っています。始めたての頃は変な営業メッセージも届く場合もあります。知識がないうちは、無視しましょう。
実際のトラブル②婚活サイトやマッチングサイト経由のトラブル
婚活サイトで知り合った男性に勧められて暗号資産に投資したが、口座凍結の解除に必要だとして、高額な費用を請求されている。どうすればよいか。
引用元:国民生活センター
利用目的から外れる場合、警戒しましょう。婚活ならば相手を想い、結婚することが目的ですよね。仮想通貨取引はすべて自己責任であることを理解しましょう。また、誰かに勧められても投資判断の軸は自分の中に持つことが大切です。
母が暗号資産に投資すれば儲けられると友人に誘われ約20万円を渡したという。返金を求めたら出来ないと断られた。どうしたら良いか。
引用元:国民生活センター
仮想通貨で儲けられるかどうかは不確定です。必ず儲かることはありません。リスクの範囲内で適切に投資を楽しむことが重要です。
仮想通貨への投資は無理せず楽しく
仮想通貨は株式投資と比べて値動きが激しい場合があります。突然急騰したり暴落したりも当たり前。それを狙って一攫千金を狙う方々も大勢います。
一方で、ビットコインやイーサリアムといった仮想通貨は、将来の価値を信じて根強く持ち続けている方々も大勢います。
私も持ち続ける派です。
ポートフォリオの5%など、自分自身で投資範囲を制限し、落ち着いて投資することも大切です。将来、今よりもっと仮想通貨が普及した時、波に乗り遅れることがありません。
初めて仮想通貨に投資するなら、コインチェックが使いやすくておすすめですよ。
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まとめ
今回の記事では、コインチェックに入金反映されない理由と対処法について解説しました。
入金されない場合は次の5つが原因として考えられます。
- 送金先のアドレス間違い
- ネットワークチェーンの指定間違い
- タグや宛先入力忘れ
- 最低入金額の達していない
- ネットワークの混雑
特に注意するべきは、アドレスとネットワークチェーンの間違いです。資産を守るためには、以下のような点を徹底しましょう。
- 送金先のアドレスとネットワークチェンは2重チェック
- 少額からテスト送金
- 送金先アドレスの整理整頓
仮想通貨の世界は自己判断。あらかじめ注意するべきポイントを押さえて資産を大切に守りましょう!